こんにちは。
今年の年始めの日に、一身上の都合により、昨年春より弊社スタッフを務めておりました石垣美里が退社をすることになりました。
3年間、音楽エンジニアとしての弟子として、WAGNUS.と基軸として務めてくれた人材を失うのは非常に寂しくもあり、とても残念ですが、本年度より再スタートをする、というスタンスでも今後はお互いに良い方向性に進んでいけたらと思う次第です。
今までお世話になりました皆様に心より御礼申し上げます。
さて、そこで弊社のフラッグシップといえるケーブルを、久しぶりにご紹介させていただきます。
一つはSieve Sheepというドイツ製造でスロヴァキア銅山より出土した世界最高の銅材を使った線材を、特殊カスタムを施して製造する「まるでアナログ機材」と言われる,弊社の「ナチュラル且つ音楽的」という理念を追い求めた傑作と、その多くをマスタリング・ミキシングスタジオに卸させていただきましたBELDEN最高位ケーブルであるBELDEN 83352Eカスタムをお客様にデモいただきました。
その結果は、以下レビュー記事をご参照くださいませ。
これらは、「音楽的」なSieve Sheepと「超精密」な83352Eとで相反するタイプといえますが、どちらも最高レベルのケーブルといえますので、お求めいただけましたら幸いです。
尚、これらは受注生産となりますが、先着順で作っていくものとなります。
特にSieve Sheepは製造にコストと時間がかかる品ですので、もしお求めの場合はお早めのご予約をお願い申し上げます。
それでは、以下レビューとなります。
M様、ありがとうございました!
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WAGNUS.様
お世話になっておりますMです。
先日お借りしたSieve Sheepと購入させて頂いた83352Eですが、
早速、歌録りで使用した所、今までのケーブルで歌録りしたものを
すべてこちらの2本で録り直ししたいとおもいました。
環境は
(マイク→ケーブル→マイクプリ→ケーブル→インターフェイス)24bit/48K
(1)NEUMANN 87Ai→Sieve Sheep→AuroraAudio GTQ2→83352E→motu
(2)NEUMANN 87Ai→83352E→AuroraAudio GTQ2→83352E→motu
まず、Siev Sheep(1)の設定ですが、とにかく音楽的であれだけ高域が固かった87Aiの音が柔らかく心地良い、適当に入れた歌でさえ艶があり声が前に出てくる、R&Bの厚いコーラスなどには最高の雰囲気に仕上げてくれると思いました。
そ して83352E(2)はワイドレンジ且つ低域はすっきりしています。はじめ、コーラスで比較したときはSieve Sheepの圧勝でした、ですがエージングもまだ2時間ほどだったので8時間ほどエージングさせ、また同じ設定で試した所、コーラスはSieve Sheepには及びませんでしたが、はじめより声の中低域が前に出て来たのがわかりました。何よりメインは83352Eが力を発揮してくれました。 Sieve Sheep同様、艶もあり、何より奥行き感がすばらしいです。存在感がありつつ、前に前に行こうとせず、楽曲のちょうど良い位置に居座ってくれます。
僕の感想ですが、
楽曲がドライな声で仕上げたいR&Bであった場合(1)のSiev Sheepのセッティングが最高だと思いました。
楽曲がシンセなど多様されている現代R&BやHouse、など(2)の83352Eが最高だと思いました。
僕はコーラスSieve Sheep、メイン83352Eが理想の形です。。
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Sieve Sheep
BELDEN 83352E (※通常はNEUTRIKプラグ仕様)