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カテゴリ:WAGNUS.のスタジオ機材( 19 )

PRISM SOUND ORPHEUSのデモ

Twitter / HaRu_WAGNUS


先週、MIX WAVE担当の原田さんがお越しになり、PRISM SOUND ORPHEUSのデモ機の試聴を是非とのことで、うちのWAGNUS.Musix Studioに持ち込み戴きました。

ORPHEUSは所謂FIREWIRE接続タイプのオーディオインターフェイス(AD/DA機)なのですが、高性能ヘッドアンプ(マイクプリアンプ)まで内蔵されている個体としては最高級機として音楽制作現場では有名な機種です。

http://www.mixwave.co.jp/audio/prismsound_orpheus.html

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因みに備え付けのヘッドアンプ(マイクプリアンプ)の性能もかなりのものらしく、同社の50万クラスのものに匹敵するそうです。(今回僕は時間がなく試せず・・)


早速、DAコンバーターとしての機能に興味があり、うちのスタジオのDAコンバーターFIDELIX CAPRICEPRISM SOUND ORFEUSEを比較試聴しました。

まず一言でいうと、音質傾向は全くの別モノでした。FIDELIX CAPRICEはナチュラルな高域のウォーム且つ中低音に解像度がありつつ非常にパワフル。嫌なクセがなく高品位なサウンドといえますが、良い意味で音楽的な音とも云えます。

PRISM SOUND ORPHEUSは上から下まで低歪でクッキリハッキリとクリア音質。位相特性が良い為か、非常に定位感に優れ、中高域の解像度は見事です。こういう音になると芯がなくなるデジタルの悪さがでる機種も多いのですが、こちらはそういう印象はなく、しっかりとした音でありつつワイドにクッキリハッキリです。こういう音の出方というのは、経験上からいうと電源回路がしっかりしているからこそ、という印象があります。回路は勿論、パーツ類もとても拘って作られている、製作者の意図が伝わってくる個体です。この点は、FIDELIX CAPRICEも同様(同様以上)で、デジタル機材においても電源が命だということが理解できます。

両者の一番の違いは中高域の出方でしょうか。ORFEUSEはとにかく顕微鏡のように見通せるようなサウンドで、やはり音楽制作現場のミキシングに最適と思える音。音は太くもなく細くもなく。若干高域が刺さるようにも聞こえますが、あくまでFIDELIX CAPRICEとの比較での話しで、とてもクリーンで、これぞスタジオサウンドという感じのフラット特性。

CAPRICEは、しっかりとした解像度を持ちつつも高域は柔らかく、自然に耳に入ってくるような痛く無い感じで、中音域も解像度が見事で、芯が強く太いです。その音源再生力は、各楽器がとてもナチュラルに演奏表現力を引き出す感じです。で、こちらの方が音楽的(オーディオ的?)。

ミキシング用途で考えるとORPHEUSは使い易いサウンドのように思います。DAW内部で混ぜやすい音質だし、アナログ卓とかに8chインで入れてミックスバッファー(アナログの質感など)させやすい音でしょう。つまり、あとでなんとでもなる音で扱いやすいと思えるエンジニアも多いかと思います。

ORPHEUSをマスタリング用途で考えると、音楽ジャンルはクラシックやJAZZなどの生楽器系に優位かもしれません。ROCKとかには個人的には違うかな(あくまで主観。ROCKでも無論使えます)。つまりそういう生楽器のDynamic Rangeの広い音楽に特に向いている印象でしょうか。なので、これをそういったジャンルのホームオーディオ用途のDAコンバーターとしてお使いになるのも全然有りだと思います。または、とにかくクリアネスなサウンドをお好みの方にもお薦め。ナチュラルで音楽的なFIDELIX CAPRICEとは前述の通り別モノなので、両者で好みが別れそうですが、選択肢としてはホームオーディオでも全然ありかと思います。(あとはご予算との兼ね合い)

因みに、PCオーディオでもよく使われるスタジオ用として有名な、RMEのFIREFACEシリーズとでは、正直次元が違います。勿論、お値段も3倍強しますので、当然といえば当然なのですが、PRISM SOUND ORPHEUSRME FIREFACE UCのDA比較もしてみましたが、FIREFACEはもう相手になりませんでした。比較した途端に、FIRE FACE UCのDAはデジタル臭い!という印象だけが耳について、即却下しました。これだって、けして悪いオーディオI/Oではないんですが、比較すると全く相手にならない。

そう考えると、やはり18万円程で購入できてしまうFIDELIX CAPRICEのコストパフォーマンスは鬼だなって思わされます。勿論、これはDAコンバーター単体機なので、8イン8アウトDA/ADとヘッドアンプという広い機能を持つPRISM SOUND ORPHEUSと値段比較はしにくいのですが2ch仕様だけで考えると、やはり凄い。

只、正直この2つを比較して思ったのは、FIDELIX CAPRICEは音像が柔らかすぎる印象もある。これはマスタリングの仕事として使う上です。無論、CAPRICEをデジタルで繋いでいるオーディオI/Oにルビジウムマスタークロックを接続すると、更にワイドレンジでクリア感がでるのですが、もうちょいピシッとさせたいとも思える。

ちょっと、そこでとある実験をしてしまいました。(これは明記するのは避けます。お薦めしません)。ですが、それがうまくいき、自分にとっては良い方向といえる、ワイド感あるサウンドが出て来ました。


うーん・・しかし、DAコンバーターについては、あとはやはりLAVRY DA924と、Digital Audio Denmark AX24を再度聴き比べてみたいです。これらを聴いて、今後自分のスタジオのメインDAとして最終的には添えていきたいと考えています。ただ、これらは80万円以上クラスなので、うちのようにマスタリング特化でやるスタジオでなければ、作曲・ミキシング・マスタリングをメインで行われる方には、プロ・アマ問わず、PRISM SOUND ORPHEUSは非常にお薦めと思えました。

今後はデジタルサウンドファイル配信時代になるので、製作者は、このクラスに手を出してもいいんじゃないかな?特にプロはこれくらいいってほしいと、個人的に思います。(ハードルは低くはないですけどね・・)

この度は良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。


PRISM SOUND ORPHEUSはこちらでお買い求めいただけます。
PRISM SOUND ORPHEUS



FIDELIX CAPRICEはこちらでお買い求めいただけます。
フィデリックス DAC/ プリアンプカプリースI2S端子搭載モデル CAPRICE-I2S(FIDELIX)



★併せておよみください

FIDELIX「CAPRICE」 × WAGNUS.フラッグシップXLRケーブル「Sieve Sheep」
http://wagnus.exblog.jp/13733542

「FIDELIX CAPRICE」専用設計BELDEN 83351EのXLRメス-RCAケーブルのお客様レビュー
http://wagnus.exblog.jp/13857267/
by wagnus. | 2011-05-29 04:04 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)

FIDELIX「CAPRICE」 × WAGNUS.フラッグシップXLRケーブル「Sieve Sheep」

Twitter / HaRu_WAGNUS

昨日、予約していた話題のDAコンバーター「FIDELIX CAPRICE(フィデリクス カプリース)」が突然到着しました。Twitterでフォロワーさんから教えていただいたDACで、一部ファンの間でかなりの話題となっていた、超高精度DAC。

正直、HPの説明などを読んで「コレは凄そう!」と思って、衝動的に購入を決めたのですが、実際に衝動買いできるレベルの価格なのが凄い。

http://www.fidelix.jp/products/CAPRICE/index.html

購入できるお店
フィデリックス DAC/ プリアンプカプリースI2S端子搭載モデル CAPRICE-I2S(FIDELIX)


で、早速到着してから、うちのスタジオで今までのDACと比較試聴を行いました。

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因みに今まで使っていたDACは、某メーカーのDACのフルカスタムな逸品。かんなりの高解像度とパワー感とアナログライクなサウンドがウリの品でした。

で、聴き比べると・・・・

正直、思いの外、音が違うのでまずビックリ!

まず「種類」が全然違うのがすぐに判りました。

うーむ。

そして何度もDACを今までのとFIDELIX CAPRICEと入れ替えて聴き比べてみると、よく解ったのは「FIDELIX CAPRICEはシステムの素性を露わにする!」ていうこと。つまりそれはCAPRICE自体がとても素直な性質なサウンド傾向にあるナチュラルバランスなDACだということでしょうか。(フラットという意味ではありません)

ということに気付いたのには理由があって、実はFIDELIX CAPRICEのXLRバランスアウトに、僕が今まで発表を控えていたとあるケーブルを接続していたのです。そして今までのDACからFIDELIX CAPRICEに切り替えた途端に、僕のよく知っている、そのケーブルのサウンドの素性がモロに出てきて・・・「あれ?!」と思ったわけで。

そのケーブルというのは、今までお一人のお客様にしかコッソリと販売をしなかったもので、正直僕の制作する最高の音声ケーブルです。そのサウンドは圧倒的にリアリティがありアナログの良さとナチュラルさと音楽的な中域と重厚な低音を奏でる夢幻のケーブルです。僕は正直、ケーブルに対して「魔法」という表現はあまり使いたくありません。キャッチコピーとして使う場合がありますが、気持ち的には何故そういう音になるのか?というのは当然、製作者として知っていながらアセンブリして制作をします。しかし、このケーブルは正直「魔法」が掛かった音質としかいいようがない。製造方法もあまり多くは語れませんが、まず1芯づつから制作する完全なハンドメイドケーブルだということ。そして使う線材は【人類史上最高】と云える世界最高のワイヤーを使い、シールディングも完璧に行いサウンドメイクも圧倒的に追い込んだ代物だということ。

実は前述の通り、今までお一人にしか販売していないと書きましたが、そのワイヤーだけはとある方に特別に販売し、その方経由でポータブルリワイヤーケーブルとして一時期話題になりました。「WAGNUS フラッグシップ」と検索されると出てくると思います。

ですが、そのケーブルは実は完全にハンダをチョイスする必要があります。僕も機密情報として、実は半分しかそのハンダ情報を提供させていただいた方にはお教えできませんでした。そしてもう半分の要素をもって、このケーブルは完全に完成します。またワイヤーの構造上、物凄く神経を尖らせて端末を処理しなければいけません。プラグもかなり重要で、プラグも選定して完成したものが「WAGNUS.フラッグシップケーブル」こと「Sieve Sheep」。

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このケーブルの逸話としては、唯一ご購入いただいたお客様が、今年の初頭に某オーディオ店で多くの高級ケーブルのスウェーデン・ヨルマデザイン(40万)、米国ノードスト、AET、インアクースティックなどと比較試聴しても圧倒的な評価を受けた、というお話や、先日このケーブルを持ち込んで、某アーティストさんのスタジオにてマイクケーブル使用され、予備知識なく他の多くのマイクケーブルと比較し、そのアーティストさんだけでなく、そこに居合わした某有名音楽プロデューサー2名の方も含め「次元が違う」と言わしめたのが、このケーブルでした。

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他、このケーブルが完成した折に、女性2名に聴かせたことがあります。

別個に2人の友人(非エンジニアの音楽好きの女性<Hさん>と、エンジニアの卵の女性<Mさん>)が
僕のスタジオに来ていたのですが、その2人に多くを語らず「これ聴いてみて?」といいまして、ABテストをして貰いました。

Aがノーマル状態。
Bが当ケーブルをパワードモニター用XLRケーブル→当ケーブル接続→パワードSPへ

という先端だけの付け替えをしただけの非常に簡単なテストです。

そこで、Hさんに聴かせたところ、第一声は
「私は最初と後だったら、後のほうが全然好きだなぁー!」
「これって機材なにかいじったの?」
「なんか音の広がりとか後のほうがずっといいし、立体的・・」

という反応で、ケーブルを付け加えただけ、ということを伝えるとかなり驚いておりました。

「えー、だって全然ちがうよー?!すごいねー」

という感想でした。この人はエンジニアでもなんでもなく、音への知識も皆無な音楽好きくらいの女性です。


次にMさんに聴かせたところ

「え?これ何かEQとかいれたの??ぜんぜんっ違うじゃん」
「ていうか後のほうが、断然音楽的だね・・でも凄く自然・・」
「あと本当に目の前で演奏しているみたいなサウンドになった」
「うわ~すごい気持ちいい音・・・」

との感想で、何度も聴き直していました。
この人は当時エンジニアの卵で、まだこれからという若い(19才)女性でした。

一様に、音に嫌みがなく、ナチュラルかつ音楽的・・というこの特別なワイヤーの特徴を完全に生かし切ったサウンドメイクが出来上がったと思います。僕の目指していたサウンドは、まさにここにありました。そのサウンドを2名の女性は感じてくれたわけです。

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さて・・・・話しは逸れましたが、その「Sieve Sheep」のサウンドヴィジョンを、このDAコンバーター「FIDELIX CAPRICE」は、まさに見事に表現していたのが驚かされたわけです。制作の段階で散々サウンドメイクをし、そのワイヤーの音も何度も聴いてきた僕にはすぐ判ったわけですが、正直いままでのDACではそこまでこのケーブルのメリットは出ていなかったのです。

音像が立体的で重低音を奏で、ナチュラルで太く音楽的な中域と美しい高域の伸びとハートに響く倍音・・。このサウンドはまさしく「Sieve Sheep」そのもの。

それを考えると、「FIDELIX CAPRICE」が基本的に色づけがなくナチュラルなバランスのDACだということがわかると思います。

そこで、ケーブルをBELDEN 89418に変更してみると、やはりサウンドバランスが全く別のものとなる。これも僕のよく知っている89418のモニターライクなサウンドになった。なるほど。

そして、2日間にかけて「FIDELIX CAPRICE」の音質をチェックしました。しかも2日目には、スタジオのワイヤリングを、とことんシビアかつ高解像度に追い込むために、殆どのケーブルをBELDEN 83351Eのスタジオ用カスタムで制作し、大幅に交換。実は前々から、そうしたいと思っていたのですが、お客様からのオーダーを優先していて、自分のスタジオのワイヤリングは2年くらいそのまんまでいたりしましたが、83351Eのスタジオ用カスタムがおそらく最もよいだろうと判断しつつあったので、一気に本日制作して替えてみました。なんと5ペアほど制作。疲れました・・笑

で、思った通り一気に解像度とバランスがよくなりました。エージング前ですが、ハンダをクセの無い精密なもので制作しているので、エージング後もおそらくそこまで変わらないでしょう。

で、その段階で今までのDACと比較してみると、よーーくその素性が判りました。

まず1聴すると、今までのDACの方が「高解像度」と思う人がいるかもしれません。

というのも、「FIDELIX CAPRICE」のサウンドは今までのDACと比較して、高域が大人しく、また音調が柔らかなのです。今までのDACはカチッとしててシャキッとしたサウンドで且つパワフル。

しかし、これ実は・・・どちらかというと、「FIDELIX CAPRICE」は僕のケーブル試聴用に組んだオーディオシステムに酷似したバランスなんですよね。

そちらは、スピーカーは麻布オーディオに特注でハイエンドユニット(市販品100万クラス)で組んでもらい、ネットワークもフラット&ナチュラルな高性能モデル。アンプもクセの少ないCLASSEのインテグレーデッドアンプ。スピーカーケーブルも僕の手持ちの最高性能なMIL-SPCという非売品ケーブル。CDプレーヤーもクセのないサウンドで高解像度なもの。この組み合わせは、とてもフラット且つワイドレンジ且つ高解像度なのですが、ナチュラルなのがとにかく気に入っていて、今までのスタジオのモニターの音よりも良かったのですが。。

「FIDELIX CAPRICE」とBELDEN 83351Eで組み終わったサウンドは、そのサウンドソックリになってきました。

つまり今までのDACって、じつは高解像度に思えて、中高域のブライトさが目立っていただけなのかも。いや、全然悪くないんですよ。おそらくROCKを聴くならこっちのほうがいいという人もいるでしょう。

しかし、「FIDELIX CAPRICE」から鳴る中低音の存在感たるや・・。見事です。そして音調は柔らかで、聴き疲れしません。バランスのナチュラルさは見事。

それと「FIDELIX CAPRICE」の最大の特徴としてはサンプリングレートを44.1khzから更にアップサンプリングの・・例えば88.6khz以上で鳴らすと、圧倒的に芯の強さが更に増し、クリーンでワイドなサウンドになるという変化を強く感じれます。グッと芯が出る感じ。でもバランスは崩れません。

そして僕のフラッグシップケーブルの「Sieve Sheep」と組み合わせると、最高のサウンドスケープを簡単に作り出すことができてしまう。これはもはや一つの「サウンドメイキング機材」といえる組み合わせですし、オーディオとして使っても最高の組み合わせといえるでしょう。

うーーむ・・・

そんな感じで、ちょっとここ2日間、自分のシステムが根底から変わっちゃいました。

いつか、Digital Audio Denmarkのコンバーターと聴き比べてみたい。。
あのコンバーターは僕が今まで聴いた中で最強だったので、はたしてどちらが良いのか?
http://www.digitalaudio.dk/

あくまで僕はオーディオ用途ではなくスタジオ用途で使うので、その辺りを考えてみたいと思います・・・が価格差からすると、「FIDELIX CAPRICE」は物凄く安い!なんせ20万弱ですから。これは多くの流通を通さないでこそ実現できるメーカーの拘りの価格がなせるワザだと思います。同じものを大手メーカーがケースをゴージャスにし流通や広告コストを掛ければ100万円〜200万円とかになるのでしょうね。。


「FIDELIX CAPRICE」のサウンドイメージを纏めると以下の通り。


・非常にナチュラルなバランス
・ナチュラルだけどスタジオ的フラットとは少し異なる印象
・さすがSN比131dBというだけあってパワーも半端なくワイドレンジ
・ハイサンプリングレートで鳴らすと更に良さを発揮する
・音調は硬くなく柔らかめで聴き疲れしない
・しかし柔らかすぎるということもなくナチュラルな感じ
・解像度一辺倒というよりは空気感のしっかりとした自然な鳴り方
・音像の奥行き表現も見事
・音楽的なコシがありつつ楽器本来の鳴り方を再現している印象
・特に中低域の解像度高い自然な表現力が見事で高域もスムースで雑味がない
・どちらかといえば録音ソース制作においてはアコースティックに向いているかもしれない
・ROCKのような荒いサウンドでも実は物足りないという気持ちはないが他の選択肢もアリとも思える
・それ故、今までのDACも2台あるうちの1台は取って置く




因みに、今回話題の大半を占めてしまった弊社のフラッグシップケーブル「Sieve Sheep」は御希望ございましたら、デモケーブルをお貸出致します。これのRCAケーブルタイプも近日デモケーブルを制作致します。そろそろちゃんと世に送りだそうかなって考えております。ご興味ございましたら、お問い合わせくださいませ。





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by wagnus. | 2010-12-01 00:40 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(2)

スタジオ用新PC到着。

昨日ついにオーダーしておりました、新PCが完成し到着致しました。
そしてずっと丸一にかけて、音楽制作およびMIX、MASTERING専用に使うソフトウェアを、インストールする作業を行っていましたが・・・

とにかく驚いたのは、今回WINDOWS 7の64bitのOSで作り、そのOSをSSDというフラッシュメモリタイプのディスクに入れたわけですが、これの効果は超絶で電源を入れてからWINDOWSの画面にいくまで、なんと僅か15秒!とんでもない早さにびっくりしました。

CPUも6コアタイプの為、どのような動作でも軽々とこなし、また今まで使っていたAMD OPTERON(サーバー用CPU)搭載マシンと違って、とことん静音なマシンです。耳を澄ましてようやく動作音がするくらいなもので、ファンノイズなど、ほぼ皆無。前までのブンブンと暴走族かっていうくらいなノイズを鳴らしていたマシンとは大違いです。笑

ただやはり時代は流れているもので、一応いろいろと今までのソフトウェアは使えはするのですが、諸々ソフトも買い換えやら買い足しが必要だな〜と思いました。

特にマスタリング用ソフトのSamplitudeを、最上位のSequoiaという、使い勝手・音質面において世界のプロエンジニアが使うソフトに買い換えるプランを実行に移す必要性が出てきたわけです。

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とはいえ、このソフトは最低でも30万円もする超高額ソフト。しかし、本当に良いものをクライアントにお届けするためには、必要な投資とおもって、近々導入予定です。

これで、新PC+ルビジウムマスタークロックTSRM-990+デジタルケーブルeRuby Proという高性能デジタル機器接続環境が最高潮になってきました。これに掛け合わせて、WAGNUS.Studioのアナログ機材にて、よりよいマスタリングやMIXINGや楽曲制作などを提供できるようになりました。

でも、まだ買わなければいけないものがいくつか・・・

あと大事なのは、結局は自信の技術と感性。
これを忘れずに精進したいと思います。
by wagnus. | 2010-10-15 03:01 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)

WAGNUS.Studioのメインとなる「NEW音楽制作PC」の構成を公開!

先日、数年来使っておりました、WAGNUS.studioの音楽制作用PCが壊れてしまい、遂に買い換えを行うこととなりました。そこで、色々な方にご相談させていただいたり、自分でも現在のPC事情を調べたりした結果、ようやく構成が決まりました。


構成は以下の通り。

CPU:AMD Phenom II X6 1090T 3.2GHz Black Edition BOX  
マザーボード:GA-890GPA-UD3H (rev. 2.0)     
ケース:Windy ALEXER VX2000 S-Black(BLACK ALUMITE) 
HDD:1TB×1  
SSD:128GB ×2台   
メモリー:8GB  
ビデオカード:Ultimate HD5550 1G DDR2 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA
電源:ENERMAX EMG800EWT(800W)
光学ドライブ:DVR-SN24GSB
CPUクーラー:無双 (MUSOU)ver.III
Ieee1394b拡張カード:CIF-U2P4/FW8P3
OS:Windows 7 Professional 64bit


散々CPUをCore i7の6コアタイプにするか、AMD Phenom II X6にするかで悩んだのですが(値段差も相当あるので)色々と調べた結果、現状僕の使うCUBASE 5.5では6コアには最近になって対応したのだけど、一番の相違であるCore i7の最大のウリの「ハイパースレッディング・テクノロジー機能(仮想的にコアを2倍にする技術。6コアなら12コアに見せかける)」と、6コアなどのマルチコアを一緒に使うことが出来ないというのが決め手となり(実際CUBASE5.5では、ハイパースレッディングは非推奨でオフにしろという指示)、今回はAMD Phenom II X6 1090T 3.2GHz Black EditionにCPUを決定しました。

これで僕のスタジオPC遍歴でAMDのCPUマシン更新が進みました。
今まで、AMD Athlon 64→AMD Opteron dual×2と歩んできたAMD道。
更に突き進むようです。笑


そして今回の目玉の一つがSSDを2台搭載するという贅沢仕様な点です。SSDとは、ハードディスクの代わりにフラッシュメモリのドライブを使うことで、HDDよりも圧倒的に早くデータ読み込みができる優れもの(但し高額)。そこで1台をOS専用のSSDにしてOSの立ち上がりや読み取り取りを格段に早くし、もう1台を音楽プラグインソフトの重たいやつ中心に入れて読み取りを早くする大作戦。
これは効果覿面なハズ。

メモリもWindows 7 64bitマシンにするため、8G積む意味もでてきたし(32bitでは3Gまでしか認識されない)、ビデオカードもプラグイン表示の軽減を出来うる限り抑える仕様にするためにミドルクラスのビデオカードを増設しました。

あと僕はUSTREAM配信をしつつ公開マスタリングという新しい試みを今後も行う予定ですので、その際のUSTREAM画面表示をしながら行うときも、今までは固まってしまったりしたことがあったので、こいつが解消してくれそう。

(ちなみにUSTREAMメインマシンにしたい場合は、CPUをハイパースレッディング機能がストリーミングでは役に立つので必要なのだけど、そういうのはUSTREAM専用に購入したMacBook Pro(Core i7)があるのでそっちに任せます。)


他ではケースをALEXER VX2000 S-Black(Windy)にしました。
高いけど見た目重視。なんか最近僕が買い換えた愛車のMiniにも似ているし
HELIOSのコンソールとも似合いそうなのでコレ。
http://windy-online.com/case/alexer_vx/2000/index.html

そして今だからこそ出来る「静音化」も意識して、部品をチョイス。
そろそろ唸りを上げるマシンはやめよう・・。



さて、今回のテーマとして凄く重要なのは実はもっと他にあるのです。
それはPCの電源

以前より、ルビジウムマスタークロックTSRM-990を開発された、Toneflakeの佐藤俊雄さんと、PC電源の凄いのを作ろう〜というお話をしておりまして、僕のシステム用のを実験品として制作していただくという感じであります。

僕はそれにプラスして、内部配線をすごいものに改造してしまう予定です。PCの電源内部配線材は、あまり良い素材を使っていないので、それも効果があると踏んでいます。

それは、追々やっていくっていう感じで、ほんとは今回の構成でのPC電源はそこそこのでも良かったのですが、やはり比較をしなくちゃいけないだろうということもあり、結構いいものをチョイス。

ENERMAXの80GOLD規格をクリアした高安定性能がウリの
EMG800EWTをセレクト。
http://www.maxpoint.co.jp/product/emg800ewt.html

おそらくこんなもの眼中にないぜ的な、スーパー電源が仕上がると信じております。笑


ということで、まずはマスタリングのお仕事を頂戴しているので早くマシンを作ってもらわねば・・。

因みに、このスタジオ用のニューPCでの最初のマスタリングのお仕事でも、以前から僕が実験的に行っておりました、「世界初」のリアルタイムストリーミング配信で制作現場をお見せして、誰でもが立ち会って皆で楽しく楽曲が仕上がっていく課程を体験できる「音楽マスタリングUSTREAM」配信の御依頼を頂戴しました。

しかも、そのお客様は僕のマスタリングをUSTREAM配信をご覧いただき、信頼いただいてのご依頼でした。

うーん、まさに僕が今後やっていきたいことが、一つ実になったな〜と嬉しい気持ちです。それは音楽制作の現場を可視化することでの連鎖作用。音楽制作現場の今後の発展と可能性の足がかりになれたら嬉しいです。

今後は、こういった活動をもっと中心にやっていきたいと思っています。
by wagnus. | 2010-10-07 12:40 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(2)

1台限り! Chameleon Labs 7602MK2のフルマリンエアトランス・カスタム販売!【終売しました】



【終売しました】

以前何回かこちらのブログで何度かご紹介させていただきました、Chameleon Labs 7602MK2のToneflakeによるフルカスタムタイプですが、現在は基本的にToneflake自身は宮地楽器(M.I.D)との正式契約をされたこともあり、直接の販売、そしてオリジナルNEVEと全く同じマリンエアトランスの希少性から、Toneflakeが別注しているカスタムトランス仕様がメインとなり、「フル・マリンエア(ライン、マイク、アウトプット)」という個体の発売はされておりません。


弊社ブログでご紹介させていただいた「ChameleonLabs 7602 MK2 Toneflake custom」記事

ですが実はこの度、とあるエンジニアさん(某有名アーティスト専属)がChameleon Labs 7602MK2のフルマリンエアカスタムタイプ1ch分を理由あって手放されるとのことで、ご購入者を捜しているのですが、皆様ご希望のほどいかがでしょうか?

この個体は、ラインイン、マイクイン、ラインアウトにそれぞれ本物のマリンエアトランスが搭載された、フルマリンエアのものとなります。つまり、NEVE 1073とほぼ同じ仕様です。全てマリンエアで組まれている個体は正式販売されませんので、おそらく今後同じ仕様は手に入らないものと思われます。

状態は中古の為、小傷がラックマウント穴やフロントパネルや天板にあり使用感もある程度ございますが、中身は再度フルメンテナンスがしっかりと施されたらしく、この上ない状態と思われます。しかも通常はTONEFLAKEのカスタムの場合はステッカーが貼られるのですが、こちらは金属エンブレムという高級仕様。


ご希望ございましたら、弊社のメールアドレスに御連絡いただけますと幸いです。
他にも別途メールなどで知り合いのエンジニアなどにメールをさせていただいておりますので
早急に御連絡頂戴できますと先着にて終了させていただきます。

尚、試聴などの件は、基本的には不可能でございまして、またお取引は弊社よりご紹介まではさせていただきますが、その後はそのエンジニアとの直接でのお取引をお願い致します。信用ある方なので、トラブルもなくお取引できるかと存じますので、ご安心いただければと思います。

それでは、宜しくお願い致します。


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by wagnus. | 2010-07-08 23:34 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(1)

伝説の「CLAPTON HELIOS」記や関連記事をここに纏めます

WAGNUS.のスタジオのメインコンソール「CLAPTON HELIOS」を購入するに辺り、
多くのストーリーがありました。

「伝説」と呼ばれたコンソールの裏側を綴った記述がございます。宜しければご覧ください。



CLAPTON HELIOS CONSOLE記 その1

http://wagnus.exblog.jp/10983315/


CLAPTON HELIOS CONSOLE記 その2

http://wagnus.exblog.jp/10995956/


CLAPTON HELIOS CONSOLE記 その3

http://wagnus.exblog.jp/11019980/


CLAPTON HELIOS CONSOLE記 その4

http://wagnus.exblog.jp/11036481/


CLAPTON HELIOS CONSOLE記 その5 最終章

http://wagnus.exblog.jp/11045235/


CLAPTON HELIOSが「BEAT SOUND誌」に掲載されました

http://wagnus.exblog.jp/11553338/


アース with ブーメラン鎌田 AFRICAN JACKSON発売
(CLAPTON HELIOSによる初マスタリング)

http://wagnus.exblog.jp/11798607/


HELIOSの多くの情報が交換されている掲示板。
ここにも当コンソールが掲載されています(英語)

http://recforums.prosoundweb.com/index.php/mv/msg/16023/0//0/


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Yahoo!オークション 2010年4月度 出品マスター シルバー
by wagnus. | 2010-04-10 13:59 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)

リボンマイク 東芝Gベロ のリケーブル

昨日、兼ねてから親交のあるパーカッショニストの田邊晋一さんがお越しになり、ご一緒にご飯などを食べたりして、色々と音楽について語り合いさせていただき楽しい時間を過ごしました。

そして、今回の目的の一つだったのが、ヴィンテージリボンマイク「東芝Gベロ」の聴き比べでした。


以前、田邊さんに僕のリボンマイク「OKTAVA ML-16」のサウンドをお聴かせしてから、田邊さんはリボンマイクにとても感動され、それから色々とお調べになっていらっしゃいまして、そんな最中、ジャンク屋さんで東芝Gベロを見つけられたとのこと。そして、リボンが既に弛んでいる状態だったらしく、TONEFLAKEの佐藤俊雄さんに修繕をご依頼されて、復活した逸品をお持ちいただきました。

ですが、田邊さんがお持ちになったGベロは、もう直付けのケーブルが50cmないくらいに短く、非常に使いづらそうな印象で、ちょこっと中身を開けていただいたら、これなら僕でも簡単にケーブルの取り替えができるなぁということで、後に工房に行き、長めのケーブルに取り替えましょう!という話しになりました。で、その前に音を聴いてからいこう、と。

そして実は偶然にも、僕も今とある仕事でリボンマイクを使うことになり、佐藤さんより東芝Gベロを2本お借りしている最中でしたので、折角なので個体別のサウンドを聴いてみよー!ということで、聴き比べをしてみました。

まずは僕がお借りしているGベロを聴く。

凄く声の帯域を拾いやすく、抜けがよく、中域の太さもあるヴィンテージサウンド。それでいて、クリアさもあるので、ナチュラルな印象です。

そして、次に田邊さんのGベロにチェンジ。で、よく見ると、僕がお借りしたGベロは下部に切り替えスイッチ付きで少しロングボトルタイプで、田邊さんのGベロにはそれがなく、少し短めで重量も軽い。どうやら僕がお借りしたものは後期型の改良版だったようです。

そしてサウンドチェック。

すると、これがまた全然音が違う。トップエンドは丸く、中域が太い・・というか少しもやつく。かなりローファイ感のあるサウンドで、僕がお借りしているGベロとは、かなり違うサウンドテイスト。これは前期タイプと後期タイプの差なのか?? 二人で、あーだこーだと憶測で色々と話し合いましたが、諸々何度か音を聴き比べて、とりあえず田邊さんの短いケーブルを交換してみましょうか!ということで、僕の工房へ出発。(車で5分)

その最中、とりあえずどんな方向のサウンドに進展できたら良いか?というご要望をお聞きすると、田邊さんとしては、もうちょいクリアさが出るといいなーということで、道中どんなケーブルでリケーブルしようかと考察しておりました。とはいうものの、ケーブルの交換で確実に音は変わるとは思うけど、そこまで酷く差は出ないだろうと話していました。

で、工房に到着して、あれこれと候補が挙がったのですが、結局はクリアさと本来のサウンドの探求、そして解像度アップを考えた構成ということで、クセが少なく、ある程度取り回せる、BELDEN 88760をチョイス。

そして中身を開けて、早速いままで付いていた短いケーブル(おそらく当時からのケーブルを、後に切られてしまっていた状態の模様)を、いきなり容赦なく切断し、ハンダを取り除き、接点よりケーブルを外しました。

そして接点に付着している劣化しているハンダをハンダ吸いで取りのぞき、接点をチタンオイルで洗浄し、88760を手早く装着。ハンダもクリアさ重視で、敢えて現代の高性能タイプの無鉛オーディオ半田を使いました。

そして蓋を閉めてから、外側に出ている方のケーブルにXLRプラグを装着して、完了。

すぐにまた自宅スタジオに戻り、サウンドチェックを行いましたところ・・・・・これが驚く程に音が変わったのです!いや、変わったような気がする、とかいうレベルではなく、もう子供でも即変わったのが解るくらいに変化しました。。

正直、ケーブル屋である自分が言うのも何ですが、そこまで変わらないだろうと思っていたのですが、、流石に最初から付いていたケーブルが余程に経年劣化をしていたらしく、しっかりとしたケーブルに綺麗に付け直すだけで誰が聴いても解るくらいに、解像度・ナチュラルさ・高域の抜け・鮮度が出ました。あのモヤモヤした感じが完全に無くなった。。抜けの良さなどは、佐藤さんからお借りしているGベロと同じような感じになりました。なんというか、特徴は変わらないんだけど、周波数帯域への余計な付帯音が消えた感じ。

それと同時に、僕は「あーー、ここまで変わるなら、フラットすぎる88760じゃなくてMOGAMIにしておけばよかった」と少し後悔。個人的には、佐藤さんからお借りしているGベロと比較して中域の太さや丸みのある感触が足りないなぁという印象。お借りしているものは、かなり理想的なサウンドなので・・。おそらくチョイスとしては、MOGAMI+鉛入りハンダで作れば、ほぼ理想的な傾向になっただろうと思いました。かなりピンポイントに適材適所なケーブルがマイクケーブルには(特に直付け)必須なんだなぁーと、いい経験になりました。

しかし、終始2人で、この変わり様は「へーー」と関心しきり。。
でも、当時は最初から付いていたケーブルで「音キメ」が成されていた筈なので(マイクプリとの兼ね合いもあると思いますが)、その辺りの尺度から、リケーブルをするに当たってのチョイスはちゃんと考えなければいけないと・・・・。

奥が深いです。

ちなみに、本当にリボンマイクって・・・いい音します。
ヴィンテージな感触と痛くない高域とナチュラルさが素敵です♪


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Yahoo!オークション 2010年4月度 出品マスター シルバー
by wagnus. | 2010-04-09 03:57 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)

60s SIEMENS AUSO TELECOMUNICAZIONI Ela75-06b custom by.Toneflake

はじめてそのおとをきいたとき
ぼくは雷に撃たれたようにいっしゅんでヤラレタ。
そのおとはあまりに衝撃的だった。


それから僕は仕事に没頭した。
おかねをためるために。

ほとんど寝ずにお仕事。

そして何度も熱意をお伝えし
ついに購入させていただきました・・

それが僕と、この機材との出会いでした。


SIEMENS AUSO TELECOMUNICAZIONI Ela75-06b custom by.Toneflake


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これは60年代のSIEMENS AUSO TELECOMUNICAZIONIという、イタリア国営放送局等に納入されたイタリアンジーメンスのヴィンテージマスタリングイコライザーで、フルゲルマニウムトランジスターのフルディスクリード回路という構成です!

そして、そのモジュール部の設計は、あのNEVE BM10等のコンソールを凌ぐとさえ云われている、究極のコンソール「HELIOS」の設計者DICK SWETTENHAMという、凄い逸品です。(WAGNUS.ではそのHELIOSのコンソールを所有しています)

しかも、ライン入力トランスにはNEVEのMARINAIRを凌ぐと云われるドイツ・SIEMENS社のブルーのインプットトランスが搭載されているすごいヤツです。しかし、回路的に入力はバランス入力なのですが、アウトプットはアンバランスという構成だった為、カスタムでアウトプットトランスになんとMARINAIRを搭載しバランス化!

この技法が、ものすごく大変らしく、これをちゃんと行えていての同機種のモジュールはVintage King Audioから数台だされたものだけだったそうです。ですが、Vintage KingではアウトプットトランスにMARINAIRは当然積んでいないので(贅沢すぎるから)、この一台のみ、その最強ともいえる構成が実現されていたりします!

そしてそれをカスタムされたのが日本のゴッドハンド、Toneflakeの佐藤俊雄氏です。

佐藤さんは、現在M.I.Dで発売されている、Chameleon labのカスタムバージョンを手がけていたり、それ以外でも最強のマイクToneflake Tシリーズや、AVALON社やLAVRY社や数々のメーカーとの強い繋がりがあることで知られている、カスタムエンジニア・マスタリングエンジニア・レコーディングエンジニアであり、ミュージシャンでもある、マルチプレーヤー。

そのToneflakeが総力を注いで製作されたのが、
このSIEMENS Ela75-06b custom。


もう、このイコライザーは、ほんと究極です・・・。

このEQを始めて佐藤さんの工房で聴かせていただいた時、僕はもう驚愕シタ。


え?!コレ本当にイコライザーなの?!


っていうくらいに、ウルトラナチュラルに周波数帯域が持ち上がる。今までのイコライザーの概念を、思いっきりブチ壊された瞬間でした。

それでいて、とても音楽的且つ倍音豊かに美味しい帯域が持ち上がるし、音の質感が・・・もう最高〜に艶やかでゲルマニウムトランジスタらしい、心地良い歪みを付加する特徴を持ち合わせていて、野太いローエンドが素晴らしくて、でも高域もオープンで綺麗で立体的で・・・・という、コレゾ究極のサウンド。

また、ヴィンテージイコライザーといっても古くさいサウンドでは全くなく、とても味がありつつハイファイなサウンドメイクも可能なのが素晴らしいところです。

EQの幅はBASSI(低域)のシェルビングとALTI(高域)のシェルビングがあり、これをクリック式で、低域を+15dbまで、−20dbまで、高域を+15dbまで、低域を−25dbまで可変可能。そして中域も同じくクリック式で、PRESENZA(プレゼンス)を周波数ごとに0.7khz/1khz/1.5khz/2.3khz/3.5khzと指定して、それを+8dbまで持ち上げれる仕様となっています。クリック式のため、当然位相ズレもなく、完璧なマスタリングEQとして使うことができます。

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しかも、ノンEQで通すだけでも、そのファットでウォームな質感は加味されるので、まるでサミングアンプのような使い方もできる超絶な逸品です。

このサウンドは、NEVE系のサウンドやHELIOSとも違う、この機種独自のサウンドです。

さらに、「バイパスはリレーによる完全バイパスなので、この機材を繋いだまま電源を落としてもそのままフルバランスで出力します」とのことで、電源オフっていても綺麗に音が流れるとい省エネ設計が素敵です。笑


WAGNUS.studioでは、マスタリングのご依頼の際、このEQでの処理も承っております。詳しくは音楽マスタリングの料金表をご参照くださいませ。(http://wagnus.exblog.jp/i16/



また、次回は他の機材を紹介したいと思います。


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Yahoo!オークション 2010年3月度 出品マスター シルバー
by wagnus. | 2010-03-16 14:13 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(2)

WAGNUS.Mastering 理念と機材選定のワケ

さて、たまには僕の本業の一つである、音楽Masteringで使用しております機材の紹介や音楽マスタリングに対しての思いなどを、こちらのブログにて掲載させていただこうかと思います。今後、少しづつ連載形式で機材を一つ一つお見せできたらと思いますので、宜しければ御参考いただければ幸いです。

まず、Mastering(マスタリング)とは、どういったことか?
というお話をし始めますと、非常に長くなりますので、そのような説明はWikipediaにお任せしまして・・

Wikipedia マスタリングについて


一応、僕がよく行っているマスタリングをいくつか説明させていただきますと

・CDのマスタリング
・WEB音楽のマスタリング
・昔の音源などをリマスタリング(再度マスタリングを行い、良い音へと昇華させる)
・マスタリングではないですが音声などのMA作業の最終編集など

というようなことが挙げられます。


僕の中で、マスタリングエンジニア業として大事にしていることは以下の点です。

1:「音源の良さを最大限引き出すこと」
2:「ナチュラルで音楽的であること」
3:「心に訴えかけれるサウンドであること」
4:「唯一無二のサウンドをできるだけめざすこと」


という点にいつも重きをおいておりますが、これって実は僕がWAGNUS.で製作販売させていただいている商品全般にも掲げているコンセプトであり、そしていつも目指していることそのものであったりします。

そして4の「唯一無二のサウンドをできるだけめざすこと」は、マスタリング時のクライアントの意向次第ではありますが、一番忘れてはいけない部分だったりします。音楽を創る上で、やはりオリジナリティというのを忘れてしまうと、そこにあるのはタダの真似事に終始してしまいます。いや、真似事であっても構わないのです。ですが、そこにはやはり「魂」が注がれているべきだし、「隠し味」「毒味」のような深淵なるサウンドが存在したほうが、心にグッとくると思いませんか?

もちろん、それには演奏者のパフォーマンス、そしてレコーディングの時の技術、ミックスのバランスが在ってこそのマスタリング、というのが云えますが、マスタリングは最後の味付けをする重要な役割で、その世界観を決定付ける空間演出そのものと、僕は考えています。

・・が、マスタリングはけっして「エンジニアのエゴ」で完結してはいけません。できるだけ、クライアントから受け取った楽曲を客観視し、そして作品全体の一つの大柱をしっかりと立てて、そこにウリを見いだして全体的な作品を創り上げて仕上げていく・・・。それでいて、僕にしかできないサウンドメイクを提供したい・・。そんな気持ちでいつも挑んでいます。

そんな僕のパートナーといえるマスタリング用の機材たちは、他の人にないテイストを探求していったことで、かなりマニアックで通常のスタジオではお目にかかれない機材がいくつか存在しています。特に僕のメインのマスタリングEQである、「60s SIEMENS Ela 75-06b custom rack by.Tone Flake」は、その最たるものと云えるでしょう。


続く。


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Yahoo!オークション 2010年3月度 出品マスター シルバー
by wagnus. | 2010-03-15 20:46 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)

【完売】1台限り! Chameleon Labs 7602MK2のフルマリンエアトランス・カスタム販売!

以前、こちらのブログで何度かご紹介させていただきました、Chameleon Labs 7602MK2のToneflakeによるフルカスタムタイプですが、現在は基本的にToneflake自身は宮地楽器(M.I.D)との正式契約をされたこともあり、直接の販売、そしてオリジナルNEVEと全く同じマリンエアトランスの希少性から、Toneflakeが別注しているカスタムトランス仕様がメインとなり、「フル・マリンエア(ライン、マイク、アウトプット)」という個体の発売はされておりません。


弊社ブログでご紹介させていただいた「ChameleonLabs 7602 MK2 Toneflake custom」記事

ですが実はこの度、僕の知り合いでもあるミュージシャンがChameleon Labs 7602MK2のフルマリンエアカスタムタイプ1ch分を理由あって手放されるとのことで、ご購入者を捜しているのですが、皆様ご希望のほどいかがでしょうか?

この個体は、ラインイン、マイクイン、ラインアウトにそれぞれマリンエアが搭載された、フルマリンエアのものとなります。特にマイクインプットには、かなり希少な音抜けの良い、マリンエア初期型のトランスが搭載された超レアな逸品となり、おそらく今後同じ仕様は手に入らないものと思われます。


ご希望ございましたら、弊社のメールアドレスに御連絡いただけますと幸いです。
他にも別途メールなどで知り合いのミュージシャンなどにメールをさせていただいておりますので
早急に御連絡頂戴できますと有難く存じます。先着にて終了させていただきます。

尚、試聴などの件は、基本的には不可能でございまして、またお取引は、弊社よりご紹介まではさせていただきますが、その後はそのミュージシャンとの直接でのお取引をお願い致します。

それでは、宜しくどうぞお願い申し上げます。


【売約済】


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Yahoo!オークション 2010年2月度 出品マスター シルバー
by wagnus. | 2010-02-24 01:27 | WAGNUS.のスタジオ機材 | Comments(0)
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