構成は以下の通り。
CPU:AMD Phenom II X6 1090T 3.2GHz Black Edition BOX
マザーボード:GA-890GPA-UD3H (rev. 2.0)
ケース:Windy ALEXER VX2000 S-Black(BLACK ALUMITE)
HDD:1TB×1
SSD:128GB ×2台
メモリー:8GB
ビデオカード:Ultimate HD5550 1G DDR2 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA
電源:ENERMAX EMG800EWT(800W)
光学ドライブ:DVR-SN24GSB
CPUクーラー:無双 (MUSOU)ver.III
Ieee1394b拡張カード:CIF-U2P4/FW8P3
OS:Windows 7 Professional 64bit
散々CPUをCore i7の6コアタイプにするか、AMD Phenom II X6にするかで悩んだのですが(値段差も相当あるので)色々と調べた結果、現状僕の使うCUBASE 5.5では6コアには最近になって対応したのだけど、一番の相違であるCore i7の最大のウリの「ハイパースレッディング・テクノロジー機能(仮想的にコアを2倍にする技術。6コアなら12コアに見せかける)」と、6コアなどのマルチコアを一緒に使うことが出来ないというのが決め手となり(実際CUBASE5.5では、ハイパースレッディングは非推奨でオフにしろという指示)、今回はAMD Phenom II X6 1090T 3.2GHz Black EditionにCPUを決定しました。
これで僕のスタジオPC遍歴でAMDのCPUマシン更新が進みました。
今まで、AMD Athlon 64→AMD Opteron dual×2と歩んできたAMD道。
更に突き進むようです。笑
そして今回の目玉の一つがSSDを2台搭載するという贅沢仕様な点です。SSDとは、ハードディスクの代わりにフラッシュメモリのドライブを使うことで、HDDよりも圧倒的に早くデータ読み込みができる優れもの(但し高額)。そこで1台をOS専用のSSDにしてOSの立ち上がりや読み取り取りを格段に早くし、もう1台を音楽プラグインソフトの重たいやつ中心に入れて読み取りを早くする大作戦。
これは効果覿面なハズ。
メモリもWindows 7 64bitマシンにするため、8G積む意味もでてきたし(32bitでは3Gまでしか認識されない)、ビデオカードもプラグイン表示の軽減を出来うる限り抑える仕様にするためにミドルクラスのビデオカードを増設しました。
あと僕はUSTREAM配信をしつつ公開マスタリングという新しい試みを今後も行う予定ですので、その際のUSTREAM画面表示をしながら行うときも、今までは固まってしまったりしたことがあったので、こいつが解消してくれそう。
(ちなみにUSTREAMメインマシンにしたい場合は、CPUをハイパースレッディング機能がストリーミングでは役に立つので必要なのだけど、そういうのはUSTREAM専用に購入したMacBook Pro(Core i7)があるのでそっちに任せます。)
他ではケースをALEXER VX2000 S-Black(Windy)にしました。
高いけど見た目重視。なんか最近僕が買い換えた愛車のMiniにも似ているし
HELIOSのコンソールとも似合いそうなのでコレ。
http://windy-online.com/case/alexer_vx/2000/index.html
そして今だからこそ出来る「静音化」も意識して、部品をチョイス。
そろそろ唸りを上げるマシンはやめよう・・。
さて、今回のテーマとして凄く重要なのは実はもっと他にあるのです。
それはPCの電源。
以前より、ルビジウムマスタークロックTSRM-990を開発された、Toneflakeの佐藤俊雄さんと、PC電源の凄いのを作ろう〜というお話をしておりまして、僕のシステム用のを実験品として制作していただくという感じであります。
僕はそれにプラスして、内部配線をすごいものに改造してしまう予定です。PCの電源内部配線材は、あまり良い素材を使っていないので、それも効果があると踏んでいます。
それは、追々やっていくっていう感じで、ほんとは今回の構成でのPC電源はそこそこのでも良かったのですが、やはり比較をしなくちゃいけないだろうということもあり、結構いいものをチョイス。
ENERMAXの80GOLD規格をクリアした高安定性能がウリの
EMG800EWTをセレクト。
http://www.maxpoint.co.jp/product/emg800ewt.html
おそらくこんなもの眼中にないぜ的な、スーパー電源が仕上がると信じております。笑
ということで、まずはマスタリングのお仕事を頂戴しているので早くマシンを作ってもらわねば・・。
因みに、このスタジオ用のニューPCでの最初のマスタリングのお仕事でも、以前から僕が実験的に行っておりました、「世界初」のリアルタイムストリーミング配信で制作現場をお見せして、誰でもが立ち会って皆で楽しく楽曲が仕上がっていく課程を体験できる「音楽マスタリングUSTREAM」配信の御依頼を頂戴しました。
しかも、そのお客様は僕のマスタリングをUSTREAM配信をご覧いただき、信頼いただいてのご依頼でした。
うーん、まさに僕が今後やっていきたいことが、一つ実になったな〜と嬉しい気持ちです。それは音楽制作の現場を可視化することでの連鎖作用。音楽制作現場の今後の発展と可能性の足がかりになれたら嬉しいです。
今後は、こういった活動をもっと中心にやっていきたいと思っています。
SSDは良いらしいですねえ~。僕もWin7(ノート)64bitで、少し起動時セッティングに手を加えて30秒ちょいですが、10秒とはびっくり!DAWとかDTPの重いソフト、作業もサクサク動くらしいですね。しかし、128GB×2とは、なかなか奢りましたねえ~。7はXP並に続きそうですから、向こう十年位はこの体制で大丈夫かもしれませんね!
そして、気になるPC電源・・・ノートだと、電源対策はほぼ意味なしというのが定説なんですが、デスク機は相当影響があるらしいですね・・・
是非!インプレッション(と技術公開、って贅沢?)をお待ちしています!
【質問】HaRuさんの今回導入OSはWinですが、「DTMは絶対にMac」という事はもうないのでしょうか?恐らく、OS間、アプリ間に相当の互換機能が付いて、垣根は小さくなっていると思うのですが・・ちなみに僕はWin、Sonar一本です。
SSD起動は本当に速くて別世界でした。
これにしない手はないっていうくらい早いですよ。
僕は常用はMacBookProを使っていますが、これの起動スピードも
Winとは比べものにならなくて素晴らしいって思っているのですが
SSDは更に早いです。ストレスは全くといっていいほどないです。
但し外部のUSB・HDDを繋げておくと、そいつの読み込みに
時間とられるので、常備接続をやめると良いとおもいます。
電源に関してはまだどうなるか判らないのですが
もしそれを販売するとなると、あまり公開はできないかもしれません。
販売しない方向性であれば公開します。
ご質問の件ですが、DTMは絶対にMacという常識は既に10年近く前に
崩壊しています。Pro Toolsというスタジオ常設のソフトでは確かに
Macなのですが、これを使わなければWinの方がむしろ幅広くて
良いでしょうね。
因みに、音質だけを求めるのであればSamplitudeをお薦めします。
これはWin専用に開発された最強のオーディオエンジン搭載のソフトです。
PCオーディオにもお薦めです。
もしヤフオクとかで、バージョン9以降のものが安く売っていたら買いです、